薬師如来さまについて・・・
薬師瑠璃光如来本願功徳経によりますと、薬師如来さまはその修行時代に世の人々がもろもろの苦しみから
解放されて正しい道に生きるにはどうすれば良いのかと悩まれ、そのための十二の大願を建てて仏となられました。
もちろん、 その一つ一つ、全てがとても貴いものなのですが、中でも特に 「全ての病気や怪我の苦しみから人々を解放したい」と言う第七願が重要で、 薬師如来さまのお名前の由来にもなったほどです。
第一願
人々に正しく生きるための教えと術を伝えたい。
第二願
人々が正しく生きられるよう、健全な身体と潔白な心を授けたい。
第三願
人々が、貧しい環境ゆえに「欲しい、欲しい、」とむさぼらないよう、救いとりたい。
第四願
人々が、偏見や思いこみでものごとを誤解し、 そこから苦しみが生まれないよう、常にものごとを正しく見られるようにさせたい。
第五願
法を守る心(法律のみならず、天地のことわり)を持てるよう正しい道に導きたい。
第六願
人々が物、心、身体、貧困のために人格が不正常にならないように正しい道に導きたい。
第七願 ( トップへ戻る )
人々がもし病気になってしまったとしても、 看護も、医療も、ベッドも、薬も、欠ける事無きよう治し、救いとりたい。
第八願
全ての人々が差別なく、真っ直ぐに修行して覚りを得られるよう正しい道に導きたい。
第九願
人々を悪しき環境から解放し、罪を犯さないように正しい道に導きたい。
第十願
人々がたとえ罪を犯してしまったとしても、その者の懺悔の声を聞いたならば見捨てる事無く正しい道に導きたい。
第十一願
人々がたとえ辛い境遇に落ちいったとしても、すさんだ心で悪を貪らないよう正しい道に導きたい。
第十二願
人々が住むところや着るものなどに不足して、 寒さや暑さ、また貪りの悪に悩まされないよう救いとりたい。
(薬師瑠璃光如来本願功徳経より)
おまいりするときは・・・